マグワイア兄弟の新アルバムを聴くと、良い本に巡りあった時のような気分になる。ページに夢中になって、次の章の展開が待ちきれない。彼らがつむぎだす音楽は、リスナーを、次々に変化していくムードに乗せてイマジネーションの旅とへいざなう。このCDには、双子が創りだすマジカルな瞬間がたくさん詰まっている。
ドナルド•ブラウン、プロデューサー
ドナルド•ブラウン、プロデューサー
セカンドアルバムに寄せて
カーク•ウェーラム Kirk Whalum (グラミー賞受賞サックス奏者)
カール&アラン•マグワイアという音楽的イノベーションは、特にジャズにいう音楽になる時、恵みとなって、栄誉や歓迎、情熱や前向き思考など多くをもたらしてくれる。この二人は若いのに熟達しているのである。
ジョン•クレイトン John Clayton(ベース奏者、作曲家、編曲家、ジャズオーケストラ副リーダー)
この二人の兄弟はなんとハイレベルの音楽でコミュニケーションができるのだろう!? カール&アラン•マグワイアが世界に音楽を届けながらジャズファミリーの階段を登って行くのを実見できることを喜ばしく思う。
グレゴリー•ターディ(ジャズサックス奏者)
カール&アランのセカンドアルバム「Seeking Higher Ground (高きを目指して)」を聴けば、彼らのミュージシャンとして絶え間なく成長して来たことが一目瞭然だ。このレコーディングに参加できて本当に楽しかった。彼らの前途に輝かしい未来があることを確信している。
松居慶子 (ジャズピアニスト & 作曲家)
新鮮且つ重みを感じる全12曲の中に、彼らの若々しい輝き(sparcle ?) と音楽性の豊かさ・確かなテクニック・幅広い音楽に対する柔軟性(Flexicibilty)が縦横無尽に散りばめられているように感じる。音楽にはそこで鳴っている音だけでなく、演奏する者のエネルギーや感情・性格・文学的理解なども写しだされるものだと思う。彼らの人間として・音楽家としてのこれからの体験がどのように血となり肉となっていくか…これからがますます楽しみなカールとアランだ。
マニュエル•ロシュマン (フランスジャズピアニスト)
ただただ素晴らしい! パーフェクトの音質、ぐっとくる音楽とアドリブ。そのうえ作曲までイイ!
ローレンス•ブー•ミッチェル (ロイヤルスタジオオーナー・グラミー賞受賞プロデュサー)
カール&アランは、その年齢に見合わぬ音楽的才能を備えている。彼らは、普通はベテランになってしか身につかない直感を駆使して演奏できる。
山本隆 (Jazz Perspective 編集長, ディスクユニオン営業部ジャズ部門チーフ)
リズムセクションのドラムとベースが日本人の若干21歳の若者ながら、聴こえてくるジャズは、アメリカ生まれの純度の高いハードバップ。なんか嬉しい気分だねぇ。
マルヴィン•マッセイ Malvin Massey Jr. (WMUR FM92 メンフィス・ラジオ局長)
このアルバムは、ジャズの未来に希望を抱くすべてのジャズファンにとって望外の贈り物だ。この音楽はジャズの伝統がこの次世代のジャズアーティストの手に渡されて、さらに発展し、より素晴らしいものに進化していくのだ。
成田豊志 (ジャズ評論家、ブロガー)
グレゴリー、アーロン、ビルの強力なメンバーとの相乗効果により、若くて才能に満ち溢れているカールとアランが更なる進化を遂げていることを体感できるこのアルバムはとても素晴らしい!
カール&アラン•マグワイアという音楽的イノベーションは、特にジャズにいう音楽になる時、恵みとなって、栄誉や歓迎、情熱や前向き思考など多くをもたらしてくれる。この二人は若いのに熟達しているのである。
ジョン•クレイトン John Clayton(ベース奏者、作曲家、編曲家、ジャズオーケストラ副リーダー)
この二人の兄弟はなんとハイレベルの音楽でコミュニケーションができるのだろう!? カール&アラン•マグワイアが世界に音楽を届けながらジャズファミリーの階段を登って行くのを実見できることを喜ばしく思う。
グレゴリー•ターディ(ジャズサックス奏者)
カール&アランのセカンドアルバム「Seeking Higher Ground (高きを目指して)」を聴けば、彼らのミュージシャンとして絶え間なく成長して来たことが一目瞭然だ。このレコーディングに参加できて本当に楽しかった。彼らの前途に輝かしい未来があることを確信している。
松居慶子 (ジャズピアニスト & 作曲家)
新鮮且つ重みを感じる全12曲の中に、彼らの若々しい輝き(sparcle ?) と音楽性の豊かさ・確かなテクニック・幅広い音楽に対する柔軟性(Flexicibilty)が縦横無尽に散りばめられているように感じる。音楽にはそこで鳴っている音だけでなく、演奏する者のエネルギーや感情・性格・文学的理解なども写しだされるものだと思う。彼らの人間として・音楽家としてのこれからの体験がどのように血となり肉となっていくか…これからがますます楽しみなカールとアランだ。
マニュエル•ロシュマン (フランスジャズピアニスト)
ただただ素晴らしい! パーフェクトの音質、ぐっとくる音楽とアドリブ。そのうえ作曲までイイ!
ローレンス•ブー•ミッチェル (ロイヤルスタジオオーナー・グラミー賞受賞プロデュサー)
カール&アランは、その年齢に見合わぬ音楽的才能を備えている。彼らは、普通はベテランになってしか身につかない直感を駆使して演奏できる。
山本隆 (Jazz Perspective 編集長, ディスクユニオン営業部ジャズ部門チーフ)
リズムセクションのドラムとベースが日本人の若干21歳の若者ながら、聴こえてくるジャズは、アメリカ生まれの純度の高いハードバップ。なんか嬉しい気分だねぇ。
マルヴィン•マッセイ Malvin Massey Jr. (WMUR FM92 メンフィス・ラジオ局長)
このアルバムは、ジャズの未来に希望を抱くすべてのジャズファンにとって望外の贈り物だ。この音楽はジャズの伝統がこの次世代のジャズアーティストの手に渡されて、さらに発展し、より素晴らしいものに進化していくのだ。
成田豊志 (ジャズ評論家、ブロガー)
グレゴリー、アーロン、ビルの強力なメンバーとの相乗効果により、若くて才能に満ち溢れているカールとアランが更なる進化を遂げていることを体感できるこのアルバムはとても素晴らしい!
左からグレゴリー•ターディ(ts,ss)、ドナルド•ブラウン (producer)、アラン秀太郎•マグワイア(b)、カール征太郎•マグワイア(ds)、
アーロン•ゴールドバーグ(p)、ビル•モブリー(tp, flh)
アーロン•ゴールドバーグ(p)、ビル•モブリー(tp, flh)
アルバムについて
演奏者 |
プロフィール |
プロデュース ドナルド•ブラウン
ビル•モブリー (Trumpet & Flugelhorn, 5を除く) グレゴリー•ターディ (Tenor Sax, Soprano Sax) アーロン•ゴールドバーグ (Piano) ドナルド•ブラウン (Fender Rhodes 11) カール•マグワイア (Drums) アラン•マグワイア (Upright Bass) 曲名1. Theodicy 6:08 by Gregory Tardy
2. Hibiscus 8:24 by Geoffrey Keezer 3. The Early Bird gets The Short End of The Stick 6:08 by Donald Brown 4. Clarity 5:36 by Jon Hamar 5. Shed 6:00 by Aaron Goldberg 6. Song for Arjun 6:54 by Alan Shutaro Maguire 7. Witch 4:42 by Alan Shutaro Maguire 8. 49th St 5:19 by Bill Mobley 9. Mid Air 5:52 by Carl Maguire & Ben Flint 10. Machi no Michi 6:16 by Carl Seitaro Maguire 11. An Island, A Piano, and Keith 6:45 by Donald Brown 12. Someday My Prince Will Come 6:50 by Frank Churchill, arranged by Alan Shutaro Maguire Total 74:54 Recorded by Pete Matthews at Music+Arts Studio
Memphis, TN on March 13 & 14, 2017 Mixed by Pete Matthews at High Low Studios Memphis, TN March & April, 2017 Mastered by Dave Darlington at Bass Hit Studios New York, NY, May, 2017 Liner Notes by Scott Yanow
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カール征太郎•マグワイアとアラン秀太郎•マグワイアは21歳の一卵性双生児だ。東京で生まれ、香港でイギリス系インターナショナルスクールに通って育つ。14歳で音楽を中心に据える人生にすることを決意する。
15歳で、音楽の都、テネシー州メンフィスに引っ越す。そこで世界的に有名なスタックス•ミュージック•アカデミーに入門し、ジャズに魅せられる。当時スタックス専属アーティストだったグラミー賞受賞ジャズサックス奏者、カーク•ウェーラムから大きな音楽的影響を受ける。また、後に彼らの師、プロデュサーとなるドナルド•ブラウンにもスタックスで出会った。その後18歳で、ウェーラムをゲストアーティストに迎え、ブラウンがプロデュースした彼らのデビューアルバム、「サウンド•オブ•ミュージック」をレコーディングする。 彼らの情熱的な演奏は、ジャズ愛好家ばかりでなく、ジャズに関する知識があまりないような音楽愛好家多数の注目を集めてきた。彼らは、アメリカのみならず、日本や香港の各地で頻繁に演奏し、彼ら自身の音楽を切磋琢磨しながら世界の人々へ届ける。 2013-2014年の冬、彼らは日本と香港で初めて演奏したが、それが思いがけず好評を博して様々な地元メディアに取り上げられた。それ以来、彼らは、日本と香港を定期的にツアーしてファンを増やし、世界へと活動の幅を広げている。日本では、向井滋春(tb)、小沼ようすけ(g)、井上祐一(p)、佐藤洋祐(s)などと、香港ではテッド•ロー(p)などと共演している。 彼らのストーリーの第2章、ワールドクラスのアーティストであるアーロン•ゴールドバーグ(p)、ビル•モブリー(tp)、グレゴリー•ターディ(s)とレコーディングした「Seeking Higher Ground」(高きを目指して)」をぜひお聞きいただきたい。彼らが音楽のルーツをたどって創りあげた世界を多くのリスナーにお楽しみいただけるだろう。彼らはこれを布石として、自分たちの音楽で国境と世代を超えて人々をつなげていく所存だ。 彼らの物語はまだまだ終わらない。動き始めたばかりだ… |